私は生まれてこの方天然パーマです。
どれぐらい天然パーマかというと、
毛先が跳ね放題のもしゃもしゃです。雨の日(※豪雨)に撮影しているのでいつもより跳ね放題です。根元のほうは落ち着いてる感じですね。
ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバーに出てきていたジムリーダーのカスミちゃんぐらい、後ろ髪がぐわんっと前に来ます(伝わるのかこれ)
昔はもっとひどくて、ずっとくるくるでした。
これは生まれつきの天然パーマあるあるな気もするのですが、母親(こちらもまた天然パーマ)から、
「あんたは髪を伸ばすと大変なんだから短くしなさい」
って美容室に連れて行かれ、短くされたものです。
幼少期の私はセーラームーンのオタクだったので、みんな憧れ月野うさぎちゃんみたいな長髪になりたいわけですよ。
ここで火野レイちゃんでなく月野うさぎちゃんなのは、私が幼すぎてやっぱり主人公しか眼中になかったからです。
でも私の髪質的にきれいに伸ばすのは難しく、伸ばすというよりはワカメのごとく増えるだけだったので致し方なさもあります。
中学時代
昔から行きつけだった美容院の美容師さんに、
「最近ストレートパーマより強力な縮毛矯正っていうのを始めたんだけど、やってみない?」
とお誘いを受けました。
中学生でお金もないわけですから、母に相談。
母も母で天然パーマに苦しんでいる人間ですから、二つ返事でOK。
ということで天然パーマの私は縮毛矯正と出会うのです。
ちなみにこの時通っていた学校は校則が厳しく、何かにつけて学年集会を開くようなところでした。過度なおしゃれもパーマも禁止です。今思えば、そんな学校で夏休み明けにいきなりサラサラストレートヘアな私がいたら、学級会・学年集会案件でした。
上手く回避できたのは、
「天然パーマで苦しんでいる、悩んでいる人間がストレートヘアにするのは、過度なおしゃれではなく自分のためだから」
と認められたからだと思うのです。
あと私はめちゃくちゃ勉強ができるまじめな生徒だったので(学級委員長タイプ)、そんな人間のこと怒れなかったんじゃないかなーという邪推もあります。
天然パーマで苦しんでいる、悩んでいる人間と書きましたが、私もよくからかわれたりしたものです。
同級生に、
「あんたの髪ってうさぎの巣みたい」
とからかわれたことがあります。子供ってそういうところ容赦ないよね。
さてさて、そんなこんなで憧れのサラサラストレートヘアになれた私。
一年に一回縮毛矯正をかけて、好きに伸ばしたり切ったりボブにしたりウルフにしたり、いろいろやりました。
天然パーマについて考える
好き勝手していた20代でしたが、30も過ぎると、だんだん髪の毛を大事にしようという気持ちが出てくるのです。
というか、もっと単純な話。
めんどくさくなりました。
ちょうどテレビなんかでも
「くせ毛、天然パーマの人たちがもっと自分の髪を誇れるような時代に!」
みたいな特集があったりしましたね。
なんとなくの思い付きで、年に一回かけていた縮毛矯正をやめてみました。
よく見えないかもしれませんが、この前髪、おしゃれじゃね????
あえてパーマかけたみたいな癖だな、と思うようになりました。
30にもなると自分のことってだんだん慣れてくるんですよね。
周りの環境も変わりますし、自分の本質を批判してくる人間や馬鹿にしてくる人間も減っていきます。
そういう状態なら、自分の髪も好きになれるんじゃないかなーって思うんですよね。
もちろん学生のうちは周りも自分も幼いですし、それが最悪いじめに繋がってしまうかもしれない。
だからその時期は自分の悩みを解決する方向に全力出していいんですよ。
大人になって自分も周りも余裕(疲れ、とも言う)が出てきたときに、ゆっくり本来の自分を愛せればいいのかなーって。
そう天然パーマの私は思うのでした。
おわり