何度かこのブログでも書いていますが、パニック障害(パニック症)を克服しました。正式には寛解なのですが、闘病生活を経ているので克服という言葉を使います。
この記事では頓服やお守りなしで飛行機に乗れるようになるまでの経過を書いていきたいと思います。
パニック障害(パニック症)克服期
パニック障害(パニック症)を簡単に言うと……
パニック障害(パニック症)は脳みそのバグと言われています。
危険でない状況下なのに「ここは危険だ!逃げろ!」と、脳みそが誤った指令を出すのです。
脳みその指示は私たちにとって抗えないものですから、その結果吐き気、嘔吐、死の恐怖、過呼吸などの症状に繋がります。
特に自分の意思では逃げられない状況になると、そのような発作が発生しやすくなります。私は電車の中やエレベーターの中がダメでした。
私の症状の経過
発症
当時東京で働いていた私は、自分でも自覚のないうちにストレスをためていたらしいです。毎日満員電車で通勤し、満員電車で帰宅するのが特にダメだった気がします。
ある日、なんか調子が悪いなーと思いながら帰りの電車に乗ろうとしました。
乗れませんでした。
その前から混んでいる電車に乗ると異様に汗をかくときがあったのですが、それが前兆とも知らずに放置してしまった結果です。
症状
- 電車に乗ろうとするだけで恐怖
- 電車に乗る前から吐き気・嘔吐
- 電車の中では呼吸が荒くなる・脈が速くなる
- このまま死ぬかもしれないという恐怖
- 気が遠くなる感じ
克服までの道のり
通院治療
心療内科に通って投薬治療を始めました。出されるのは基本的に抗不安薬と抗うつ薬でした。
数年通ったので先生とも話しやすくなり、電車にチャレンジしたよ!と伝えると褒められたりしました。
とにかく電車に乗る
こちらの記事でも書きましたが、ポルノグラフィティのライブに行きたい一心で電車に乗る練習をしました。
毎日毎日、一日で片道20分ほど乗りました。
幸いにも東京なので、20分ほど乗れば大きな街に遊びに行くことができ、よく秋葉原近辺をふらふらしていました。
理解してくれる人がいるということ
上記の記事にも書きましたが、ツイッター(現X)のフォロワーに毎日報告して毎日褒めてもらいました。これがモチベになりました。
また、彼氏も何度か私の家に来て、一緒に練習に付き合ってくれました。
その際
「プロ野球選手だって自分でイケる!と思った球でしかバットを振らないんだから、ちーず(私)もイケる!と思った電車に乗ればいいんだよ」
と言われたのがとてもうれしかったです。
見方を変えてみる
コロナ禍でなかなか電車に乗る機会が減った私。
急に「そうだ、小説とか書いて気分転換しよう!」と思い立ちました(昔文芸部だったため)。
その中でパニックって激レア特徴だよな!と思うようになりました。
こちらも詳しくは上記の記事内で。
そんなこんなで発症から3年~現在に至るまで
抗不安薬の頓服アリで特急に乗ることができた!
↓
車の運転って頓服なくてもいけるかも!
↓
頓服なくても特急乗れた!
↓
高速バスもチャレンジしてみよ!
↓
地元の電車も乗れた!
↓
仙台旅行で地下鉄乗れた!
↓
仙台旅行で電車に乗れた!怖くない!
↓
↓
↓
頓服もお守りもなしで飛行機に乗れました!!!!!!!!!!!
パニック障害(パニック症)を克服した今思うこと
パニック障害(パニック症)って、逃げたら悪化するという厄介な病気です。
こちらの記事でも書きましたが、私はただひたすら電車に乗り続けることで克服しました。
一つのことができるようになると、また次の目標ができてくる。
電車に乗って旅行に行くみたいな目標を立てるとすると、
電車に乗って行った先を思う存分楽しんで堪能する
っていう自分へのご褒美も必要なんだなあと思っています。
まずは無理せずに休養から。
体力が回復してきたら、少しずつ苦手なものに向き合っていきましょうね。
今パニック障害(パニック症)に苦しんでいらっしゃる方が少しでも勇気をもらえるよう、応援しています。